しし座新月しし座新月・皆既日蝕「私の光を、私たちの未来へ」
皆さん、こんにちは。
AUC学長&エネルギーナビゲーターの大旗ハルミです。
2026年8月13日。
しし座20度で、新月の皆既日蝕が起こりました。
自分を小さくするのではなく、まず、自分が持っている光を思い出す。
そのうえで、その光を自分だけのものにするのではなく、 誰かとつなぎ、未来へと循環させていく。
そんな大きなテーマを持つ皆既日蝕でした。
でも宇宙のエネルギーというのは、 星の配置を説明しただけでは、なかなか伝えきれません。
実際の人生の中で、 どんな出来事として現れ、 私たちがそれをどう感じ、 何を選び、どう動いたのか。
そこまで見ていくと、 「ああ、星のエネルギーってこういうことなのか」と、 急に立体的に見えてくることがあります。
今回の皆既日蝕のエナジーナビにも、 皆さんからいくつかのフィードバックをいただきました。
その中に、私が読んでいて、 「ああ……まさに今回の火星だ」 と思ったメッセージがありました。
今日はそのお話を、皆さんにもご紹介したいと思います。
今回から何回かに分けて、 8月13日の皆既日蝕を実際に体験したAUCの仲間たちの声と一緒に、 星のエネルギーを見ていきますね。
「特に何も起きていない」と思っていた、そのあとで
メッセージをくださったHさんは、 以前のエナジーナビのフィードバックで、 ご自分のホロスコープにはかなり特徴的な配置ができているけれど、 「今のところ、特に問題はありません」 と書いてくださっていました。
ところが今回、こんなふうに続きが届きました。
「実は7月の新月前後から、なんだか大変でした(笑)」
そこから書かれていたのは、 本当に現実的で、簡単には片づけられない出来事でした。
Hさんの叔母さまは、数年前に倒れてから、 病院への入院、施設への入所、たくさんの手続きなど、 生活に必要なさまざまなことをHさんが支えてきたそうです。
その一方で、叔母さまが以前住んでいた家と借地の問題が、 ほとんど手つかずの状態で残っていました。
お父さまが対応すると言っていたものの、 なかなか進まない。
やがて行政から管理についての指摘が入り、 地主さんや近隣への影響も無視できない状態になっていきます。
そして、お父さま自身もその問題を一人で抱え込み、 心身ともにかなり追い詰められてしまったそうです。
体調を崩し、 入院が必要な状態になったとき、 Hさんはとうとう、 「もう私がやるから!」 と決めました。
私はこの言葉を読んだとき、 今回の日蝕チャートのある場所が、 ぱっと頭に浮かびました。
鍵を握っていた「12ハウスの火星」
8月13日の皆既日蝕は、 しし座20度、2ハウスで起こりました。
しかも今回のチャートには、 海王星、天王星、水星、金星、Vertex、冥王星が ほぼ60度間隔に並ぶ、とても美しい六芒星ができていました。
ビジョン。
新しい情報。
言葉。
人とのつながり。
創造性。
未来へのネットワーク。
本当にたくさんの可能性が詰まったチャートです。
でも私は、このチャートを見るとき、 「この美しい可能性を、実際の現実へ動かす鍵はどこにあるんだろう?」 というところを、とても大切に見ていました。
その鍵のひとつが、かに座0度、12ハウスにいる火星です。
火星は、本来、
「私はこうしたい」
「私はここへ行く」
「私はこれを始める」
という、行動する力を表します。
ところが12ハウスに入ると、 この火星は少し特別な使い方をするようになります。
「私がやりたいから、やる」 「私が成功したいから、動く」 という個人的な欲求だけでは、なかなか力が出にくいのです。
けれど、
「これは私が守らなければ」
「今ここで、私が動く必要がある」
「誰かのために、この力を使おう」
となったとき、驚くほど大きな行動力が出てくることがあります。
しかも今回は、かに座の火星です。
かに座は、
家族。
安心できる場所。
自分が守りたいもの。
大切な人。
そうしたものと深く関係するアーキタイプです。
ですから私は、Hさんの「もう私がやるから!」という一言に、とても強く反応しました。
それまで「どうしたらいいのだろう」と立ち止まっていたものが、 腹を決めた瞬間から、現実の中で動き始めたからです。
腹を決めたら、不思議なくらい物事が動き始めた
Hさん自身、 不動産について専門的な知識があるわけではありません。
土地や借地のこと。
相手側との話し合い。
行政のこと。
知らないことばかりです。
当然、不安もあったと思います。
それでもHさんの中には、 「これは私がやるべき、学ぶべきことだから起こっている。踏み出せばなんとかなる」 という感覚があったそうです。
そして実際に、知人から情報を集めたり、 関係する人たちから話を聞いたりしながら、 問題は少しずつ解決へ向かい始めました。
お父さまの状態も回復し、 以前よりも親子関係が穏やかになったそうです。
前なら「おはよう」と声をかけても、 むっつりしていたお父さまが、 今ではHさんを見るとニコニコされる。
そんな変化まで起きたと書いてくださいました。
もちろん私は、 「皆既日蝕があったから、お父さまがこうなった」 という読み方をしているわけではありません。
星は、人生を一方的に決めるものではないからです。
ここが、意識進化占星学でとても大切にしているところなんです。
宇宙からのエネルギーだけで、人生は決まりません
AUCでは、 人生に関わるエネルギーを物理学の考え方になぞらえて理解しています。
ひとつは、位置エネルギー=ポテンシャルエネルギー。
これは、生まれた瞬間のネイタルチャートの中に、 暗号のように秘められているエネルギーです。
そして、それを動かすものとして、 2種類の運動エネルギーがあります。
そのうちのひとつは、その時、宇宙から注がれているエネルギー。
トランジットや新月、満月、日蝕などですね。
そしてもうひとつは、 私たち自身が毎日の中で起こす、行動のエネルギー。
何を選ぶのか。
どう動くのか。
どう反応するのか。
どんな意識からその行動をするのか。
この本人の運動エネルギーが、とても大切なのです。
今回の日蝕という宇宙からの大きな運動エネルギーがありました。
でも、それだけでHさんの土地問題が解決したわけではありません。
Hさん自身が、「怖いから誰かがやってくれるのを待つ」というところから、 「私がやる」という選択をした。
そこで初めて、Hさん自身の運動エネルギーが変わったのだと思います。
だから私は、Hさんの体験を読んで、「星を使う」というのは、 もしかしたらこういうことなのかもしれない、と改めて感じました。
ずっと怖かった車の運転も、いつの間にか変わっていた
そしてHさんのメッセージには、 もうひとつ、とても面白いことが書かれていました。
今回、お父さまの入院や土地の問題で、 どうしても車を運転しなければならなくなったそうです。
Hさんは、それまで車の運転が怖く、 免許は持っていても、 ほとんど運転していませんでした。
でも必要に迫られて、 毎日のように運転することになった。
すると、
「あれ? 意外と自分に合っているかもしれない」
「もしかしたら、運転することが好きなのかもしれない」
と思うようになったそうです。
そして、 「自分が守りたいと思うもののためには、私は驚くほど行動力を発揮するんだな」 と気づいた。
私はここも、とても大事だと思いました。
私たちは自分のホロスコープを見ながら、
「この火星は使いにくい」
「この配置は難しい」
と思ってしまうことがあります。
でも、
使いにくいエネルギー=悪いエネルギー
ではありません。
どんな目的で、
どんな意識から、
どんな場面で使うかによって、
同じエネルギーでも表れ方は変わります。
AUCではネイタルチャートを、
性格を決めつける表ではなく、
その人が生まれるときに持ってきたポテンシャルエネルギーの設計図として見ています。
だから、「私はこういう人だから無理」ではなく、
「このエネルギーは、どんな使い方を待っているんだろう?」
と問い直すことができるんですね。
「誰かのために動く」と「自己犠牲」は違います
ここで、ひとつだけとても大切なことがあります。
今回の12ハウス火星は、
誰かを守ること。
表に出ないところで支えること。
必要なときに動くこと。
そうした方向で、とても大きな力を発揮します。
でも、自分を犠牲にしてまで、誰かのために尽くすことが正解という意味ではありません。
むしろ、低い周波数で使ってしまうと、
「私ばかりこんなにやっている」
「誰も分かってくれない」
「どうして私だけが」
という被害者意識や、抑え込んだ怒りに変わることもあります。
今回のHさんも、叔母さまの問題について長い間、
「どうして父だけが面倒を見なければならないのか」
「なぜ私まで巻き込まれなければならないのか」
という思いを抱えていたそうです。
それは、とても自然な感情だと思います。
無理にきれいな気持ちに変える必要なんてありません。
でも数年をかけて、
叔母さま自身もまた家族の問題を背負ってきた人だったのかもしれないと、
少しずつ見え方が変わってきたそうです。
こういう変化を読むと、意識の進化というのは、
「嫌な感情を持たない人になること」ではないのだと、改めて感じます。
同じ出来事を、以前とは違う場所から見られるようになること。
そして、自分の感情を認めたうえで、
次の行動を選べるようになること。
そこに進化があるのだと思います。
AUCでも、同じネイタルチャートのエネルギーであっても、
どの意識レベル、どの周波数から使うかによって、
現実への表れ方は変わると考えています。
「星を使う」って、何でしょう?
Hさんは最後に、とても良い質問をくださいました。
「星を使う、ということがまだよく分からないんです」と。
今回、車を運転するようになったことは、 自分の火星のエネルギーを使うことになるのでしょうか。
そう問いかけてくださいました。
私は、この問いそのものが、 すでにとても大切だと思っています。
「火星があるから車を運転しましょう」
という単純な話ではありません。
星を使うというのは、星のキーワードに合う行動を探すことではなく、
今、自分の中にどんなエネルギーがあり、
それがどんな場面で目を覚まし、
私はそれをどんな意識で、どんな行動として表現しているのか。
そこに気づいていくことなのだと思います。
Hさんの火星が、怖さをなくしてから動いたのではなく、
「守りたいものがある」という状況の中で、必要な行動として目を覚ました。
私はそこが、とても印象的でした。
皆さんの中にも、
「私は行動力がない」
「私はこれが苦手」
「この星は使えていない気がする」
と思っている場所があるかもしれません。
でも、そのエネルギーは、 なくなっているわけではありません。
まだ、そのエネルギーが本当に動きたくなる目的に、 出会っていないだけなのかもしれません。
今回の皆既日蝕は、「あなたの光を、何のために使いますか?」 と私たちに問いかけていました。
自分が輝くためだけではなく、でも、自分を犠牲にするのでもなく。
自分に与えられた力を、
自分が本当に大切だと思うもののために使う。
Hさんの体験は、
今回の日蝕が伝えていたことを、
とても現実的な形で見せてくださったように思います。
Hさん、大切な体験をシェアしてくださって、 本当にありがとうございました。
そして皆さんもぜひ、
「私の中にある力は、何を守り、何を創るためなら自然に動き出すんだろう?」
と、自分に聞いてみてくださいね。
星を学ぶということは、 答えを暗記することではありません。
こうして自分自身を観察しながら、 少しずつ、自分の中にある宇宙の暗号を読み解いていくこと。
それが、私がAUCで皆さんと一緒に続けている学びです。
次回は、同じ8月13日の皆既日蝕を、 また全く違う形で体験された方のお話をご紹介します。
大きな変化の真ん中にいながら、
「今、このエネルギーは私のどこを刺激しているんだろう?」
と、一歩引いて自分を見ることができるようになったというお話です。
同じ日蝕でも、 本当に現れ方は一人一人違います。
だから星って、おもしろいんですよね。
また次回、一緒に見ていきましょう。
Thank you so much, and so much love, Harumi
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